令和5年2月18日(土)宮城県委託事業 令和4年度助産師人材育成・復職支援研修CLoCMiPレベルIII必須研修「妊産婦さんと⾚ちゃんを守るための災害対策」&「産後ケア事業の現状と課題」オンライン研修開催報告

宮城県委託事業 令和4年度 助産師人材育成・復職支援研修の第1回目を令和5年2月18日(土)にオンラインで開催しました。

第1部、第2部とも100名を超える参加があり、うち当会の会員は約半数で、非会員や県外者の参加も多くありました。

第1部は、神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーション研究科 教授 吉田 穂波先生に、CLoCMiPレベルIII必須研修 災害時対応として、「妊産婦さんと⾚ちゃんを守るための災害対策」というタイトルでご講演いただきました。

海外での体験も踏まえ日本の災害対策の弱点や必要な支援について、お話いただきました。吉田先生ご自身が、6人のお子さんの出産・子育てをしながら、東日本大震災はじめ、各地の災害支援にも取り組まれていたということを知り、驚くばかりでした。「受援力」支援を受ける力も、大事ということや、それぞれの自治体の年間出生数を365日で割ると、災害発生日に分娩がある件数も想定できる・・・というように、踏まえて行政と共に、ということが印象に残りました。

第2部は、日本助産師会 産後ケア実務助産師研修 ①助産師に関連するガイドラインとして、「産後ケア事業の現状と課題」というテーマで、東京都立大学 人間健康科学研究科 教授 安達久美子先生にご講演いただきました。

当会も、昨年10月より仙台市の訪問型産後ケアを受託し、活動開始したところでもあり、まさにタイムリーな話題満載でした。参加者からの質問も多くあり、それぞれに丁寧に回答をいただきました。課題は山積しているものの、行政との協同により、母子や家族のニーズに沿ったケアを提供できるよう、よりよい運用方法について提案していきたいと思いました。

コロナ禍により、試行錯誤の中始まったオンライン研修でしたが、運営側・受講者側もこの便利さになじみ、戸惑いなく活用できるようになってきました。コロナ禍が去っても、このような研修形態も取り入れていきたいと思いました。

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