令和5年度宮城県助産師人材育成・復職支援事業「助産所見学ツアー&みやぎじょさんしトーーク」開催報告

助産所見学ツアー&みやぎじょさんしトーークに参加して  

              
保健指導部会 佐藤美和


 県内3地域(仙台地区、大崎•登米地区、多賀城•塩釜地区)の合計10ヶ所を見学できるツアーのうち、私は2日間参加し、6施設を見学できました。 各施設内の部屋を見学でき、実際に提供される食事と同じものを食べながら、質問できる時間もありました。  
 助産所の規模は様々で、自宅の一室で産後ケアのみの提供から、妊婦健診〜分娩・産後ケアまで取り扱っている施設もありました。分娩取り扱いの3助産所では、同時に助産師安全機能評価も実施しました。助産院の運営においては、利用者へのケア提供だけでなく、事務、調理、人員管理、消耗品管理、建物の維持管理等、幅広い安全管理も必要であると学びました。  
 産後ケアについては、施設ごとに利用可能な月齢が異なり、寄せられる相談は児の発達段階に応じて様々でした。また、利用目的(休息、相談、リフレッシュ、緊急等)も異なるので、それぞれの助産所の特徴と利用者のニーズを合わせて繋げていく大切さも感じました。  
 見学後の”みやぎじょさんしトーーク”でも、病院勤務の助産師からは「今回参加したことで、各助産所の提供できるケアが明確にわかり、今後は患者さんの要望や特徴に合わせて助産院を紹介できる。」という意見や、市町村役場勤務の助産師からも「以前よりも産後ケアの紹介がしやすくなり、地域へ繋ぎやすくなる。」等の声もありました。病院、助産院、地域のそれぞれの助産師が集まる貴重な機会となり、横のつながりの大切さを感じました。  
 今後は、みんなの子育てサポーターとして、助産師がますます身近な存在として認識されるよう活動していきたいと思いました。  
 最後になりましたが、各助産所では、お忙しい中お時間作って頂き、本当にありがとうございました。

 

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以下の研修は、終了しました。

 

令和5年度宮城県助産師人材育成・復職支援事業「助産所見学ツアー&みやぎじょさんしトーーク」開催のご案内です。

宮城県内の助産所をめぐり、分娩取り扱い助産所の安全管理評価の実施後、地域の助産師の役割と継続ケアについて情報交換をします。

宮城県委託事業 令和5年度助産師人材育成・復職支援研修、CLoCMiP®選択研修に該当します。

宮城県内に在住、または勤務されている助産師ならどなたでもご参加いただけます。

未入会の方もご参加いただけます。

詳細は以下の通りです。

申し込みは、下記フォームよりお願いいたします。

9月21日(木) 仙台地区

  終了しました。

10月3日(火) 大崎登米地区    

 *申込が定員に達しました。8月25日以降の申し込みの方は、キャンセル待ちとなります。
https://business.form-mailer.jp/fms/0f5f1403207347

10月27日(金) 多賀城塩釜地区

 *申込が定員に達しました。8月25日以降の申し込みの方は、キャンセル待ちとなります。
https://business.form-mailer.jp/fms/0a3069d3207509

◎参加費無料・交通費と飲食費は実費

◎各回定員がありますのでお早めにお申し込みください。

皆様のご参加をお待ちしています。

お問合せ:宮城県助産師会教育委員  k@midwife-miyagi.net

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